ひざの痛みの原因
ひざに痛みをもたらす関節の疾患
人間の身体には、350か所の関節があるそうです。
数ある関節の中でも、ひざの関節にはかなりの負担がかかっています。
実際、歩く時や立っている時には、自分の体重の2倍から3倍もの重力がかかると言われています。
関節には、骨同士が擦れ合ってしまうことを防ぐために、衝撃を吸収する役割を果たす軟骨があるのですが、ひざには大きな負荷がかかりますから、異常が発生しやすい状況にさらされています。ですから、ひざの痛みに悩まされている人が多いのです。
ひざに痛みをもたらす要因として、最も多いのが変形性ひざ関節症です。
変形性ひざ関節症というのは、関節の軟骨がすり減ったために痛みを生じる疾患で、老化によって軟骨がもろくなって減り、さらに筋肉の衰えによって軟骨に負担が増し、痛みが強くなるというものです。
つまり、突発的に発症するものではなく、長年の積み重ねによって次第に進行して痛みをもたらす疾患なのです。
ひざの関節というものは、日常生活を円滑に送る上で、正常に機能してもらわないと非常に困ってしまいます。
ですから、ちょっとした痛みや不快感を感じたら、早急に対処する必要があります。ちなみに、関節部分を形成している軟骨は、主にプロテオグリカンという成分によって構成されています。
また、タンパク質、ムコ多糖類、コンドロイチンといった成分も含まれていますから、これらの成分を補うためのサプリメントはひざの痛みの改善に効果を発揮するようです。
ひざの痛みの実態
ひざに痛みを感じると、長時間歩くと足が必要以上に疲れたり、階段の昇り降りがスムーズに出来ない、正座をするのが辛い・・・といった現象に悩まされます。
中高年世代の人たちによく見受けられる「ひざの痛み」の要因は、老化現象だけによるものではありません。
ケガや事故、関節部分の変形、水が溜まってしまう症状、太り過ぎ、骨格の歪み・・・など、さまざまな要因によって、ひざに痛みがもたらされます。
例えば、交通事故などで足を骨折してしまったような場合、骨同士を固定するためにボルトを用いる手術が行われることがあります。
ある程度の期間が経過すればボルトを外すのが一般的なのですが、症状が酷い場合などはボルトをそのままにしておくケースもあります。
結局、事故から何年も経ってひざが痛み出すのは、そのボルトに原因があることもあるのです。
また、太り過ぎには、くれぐれも注意してください。
体重が増加してしまうと、ひざ関節にかかる負担が増大しますから、どうしてもひざが痛みやすくなります。
日頃の食生活を見直し、バランスの良い食事を習慣にすることによって、体重をしっかり管理することが大切です。
適正な体重をキープしていれば、ひざの痛みだけではなく、他の疾患の防止にもつながりますから、健康的な生活を送ることができるでしょう。
なお、激しい運動やトレーニングは、関節に与えるダメージが大きくなりますから、ひざに痛みをもたらすことが多いようです。
例えば、陸上やラグビー、サッカー、野球といった走ることを主体としたスポーツは、ひざ関節にかかる負担が大きく、ひざに痛みが発症しやすいので気をつけてください。
とりわけ、成長期の子供さんには悪影響を及ぼす場合もありますから、適度な運動を心がける必要があります。
女性に多いひざの痛み
ひざの痛みに悩まされているのは、男性よりも女性の方が多いと言われています。
とりわけ40代前後の女性にひざの痛みをもたらしている要因として多いのが、慢性関節リウマチという疾患です。
慢性関節リウマチというのは、関節の潤滑油を供給する滑膜(かつまく)という箇所が免疫機構の異常によって炎症を起こし、炎症が広がると関節軟骨が破壊され、さまざまな機能障害を引き起こす疾患です。
なぜ女性に多いのか、その理由についてはまだはっきりしていませんが、妊娠・出産の後に発症するケースが多いことから、過労や睡眠不足、精神的ショック、ストレスが関係していると考えられています。
まず初期段階では、手足の指に腫れ、赤み、こわばりなどが見受けられます。やがて、足首や手首、ひざ、股関節など全身の関節に痛みが広がり、筋力も低下させます。
また、関節以外にも、微熱や体重の減少などの症状が現れます。さらに症状が進むと、炎症により貧血が起こったり、腎臓や肺などにも機能障害が生じます。
ひと昔前まで、慢性関節リウマチは「不治の病」と言われていたそうですが、現在では治療法が確立されています。
初期症状の段階であれば、ひざの筋肉を強化する運動療法や生活環境の改善によって、ほぼ完治するようです。
ですから、関節に違和感を感じたら、早急に整形外科で受診するようにしましょう。
ひざに痛みをもたらす要因
ひざに痛みをもたらす要因には、一体どのようなものがあるのでしょうか?
まずは、肥満による影響です。
ひざの関節には、ただ単に立っているだけでもかなりの負荷がかかっているのですが、さらに体重が増えてしまえばそれだけ負荷も大きくなって、ひざ関節に異常が起こりやすくなります。
そして、O脚やX脚といった歪みを抱えている人の場合も、ひざ関節にバランス良く体重がかからないので、痛みを引き起こすことが多いようです。
また、長時間立ちっぱなしの状態になることが多い仕事に従事する人や、過激な運動を余儀なくされるスポーツ選手も、ひざ関節に与える負荷を増大させることになりますから、ひざの痛みに悩まされているケースが多く見受けられます。
一方、本来の体質や遺伝によって、ひざにトラブルを抱えやすいという人もいます。
このような人の場合、関節部分の軟骨が摩耗してしまうことが多いので、ひざだけではなく肘や腰にも痛みが現れやすくなります。
また、老化現象もひざに痛みをもたらす要因の一つです。
血管が老化してしまうと血流が悪くなりますので、新鮮な血液が筋肉や内臓に供給されにくい状態になります。そうなると、関節部分に異常が起きやすくなるのです。
以上のように、いろいろな要因によって、ひざの痛みが発症しています。
ひざの痛みで苦しまないためには、まず食生活を見直して、体重を管理することをお勧めします。
実際、ひざに違和感を感じてしまったら、不自然な体勢を改善し、ひざにバランスよく力がかかるように心がけましょう。
なぜひざの痛みがもたらされるのか?
50歳を過ぎた頃から年齢を重ねるにつれて自覚する、「ひざの痛み」というものは結構辛いものです。
よく「ひざに水がたまった」などという症状を耳にしますが、これは、何らかの原因でひざの関節の滑膜に炎症が起こってしまった時に、体の防御機能によって、異常に大量の関節液が分泌されて、ひざの滑膜での吸収が間に合わなくなった場合に水がたまってしまうのです。
不規則でバランスの悪い食事や運動不足、また喫煙習慣などが引き金になって、ひざの痛みが発症すると言われています。
ちなみに、男性に比べると女性の方がひざの痛みに悩まされている人が多いそうです。それは、女性の方が運動不足に陥りやすいことや、体型や体質が影響しているからです。
いずれにせよ、ひざの痛みに苦しめられないようにするためには、若い年齢の内から運動不足にならないように心がけることが大切です。
例えば、ウォーキング、ヨガやピラティスなどのエクササイズといった運動を習慣的に実践することがお勧めです。
関節周辺の筋肉を鍛えるために効果的なのは、やはりウォーキングでしょう。
ウォーキングといっても、そんなに大げさに考える必要はありません。普段エスカレーターを利用しているような所を階段で昇り降りするとか、外出する時にはなるべく徒歩にするとか・・・、日頃の行動にちょっとした意識を持つだけで構わないのです。
ただし、ひざの痛みが既に進行している人には、陸上よりも水中でのウォーキングが適していますよ。
とにかく、足を使うことを意識していれば、それだけで筋肉の衰えを食い止めることができますから、ひざの痛みにも悩まされる心配がいらないのです。
実際、年を取ってしまうと、ひざの痛みを改善させることが困難になります。したがって、日常生活を振り返って、不摂生や運動不足になる要因があれば、見直すことも忘れないようにしましょう。










